つまりが原因のあせも
あせもは専門用語では
「汗疹(かんしん)」と呼びます!!
大量にあせをかいた時に汗を排出する汗管(かんかん)が一時的につまることにより、汗がスムーズに排出されないことで起こるトラブルなのです。
皆様も一度は出来たことがありますよね、、
あのブツブツと痒み、、、
不快なあの汗疹。
私達の全身には、汗腺という汗を出すための器官が分布しています。
以前もお伝えしましたが、
汗腺にはエクリン腺とアポクリン線の2種類があります。
暑いときに体温調節をするための汗は主にエクリン腺から分泌され、このエクリン腺が何らかの原因でつまってしまうとあせもの症状が現れるのです!!
つまりが原因なんですね、、。
そのため、
あせもは汗が大量に出る、高温多湿の環境下や、発熱・スポーツ時に起こりやすくなります。
また、時計のベルトや下着などの通気性が悪くなった部分に見られることが多いのです。
そして、汗管のつまる深さで、、
あせもの症状は変わるのです!!
今まで、あせもを経験したことのある人であれば、ブツブツができるだけのときと、ブツブツに加えて、さらに痒みがあるときなど、色々なパターンがあることを知っていますよね、、、
それは、汗管がつまる深さであせもの症状が変わるからです。
水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)
汗管のつまりが、皮膚のごく浅い部分(角層)で起きたときに発生します。
汗管が破裂するために直径数ミリの透明な水ぶくれがポツポツと現れ、ほとんどの場合でかゆみや炎症はありません。
数日で水ぶくれが乾燥して、自然に目立たなくなります。
赤ちゃんの顔にできやすい種類のあせもですが、大人でも発熱する病気の際に発生することも!
紅色汗疹(こうしょくかんしん)
汗管のつまりが、表皮部分で起きたときに発生します。
一般的にあせもと言えば、この紅色汗疹を指す場合が多いようです。
表皮部分で汗管が破裂してしまうことで、炎症が起きてかゆみや赤みのあるぶつぶつが見られます。
しばしば湿疹になったり、細菌が増殖して膿が発生したりすることもあります。
高温多湿の環境で汗をたくさんかいたときに現れやすく、乳幼児や肥満の人、汗かきの人に多い症状です。
深在性汗疹(しんざいせいかんしん)
紅色汗疹よりさらに深い、真皮内で汗管がつまったときにできます。
紅色汗疹を繰り返すことで、なだらかな盛り上がりが発生するようになります。
そして、、、
あせもを予防するには!!
「汗をかいたときに放置しないこと」
が重要です!!
こまめに汗を拭いたり、着替えたり、ぬるめのお湯で洗い流すとよいでしょう。
そして、エアコンもうまく活用するようにしてください。
吸収性のよい下着や通気性のよい衣類を身につけて、汗をかいても濡れたままにしておかないことも大切です!
しかし、、
あせもができてしまったら、、
入浴やシャワーで肌を清潔にしてから、薬を塗って早めに治療することです。
暑い日が増え、あせもができやすい時期になっていますので、エクリン腺がつまらないようケアしてあげてくださいね!!
宮本。