嵌頓包茎
今回は、前回の仮性包茎についてのお話に続きまして…。
嵌頓包茎(かんとんほうけい)についてお話したいと思います。
男性社会の中でも聞いたことはあるけど…知らない嵌頓包茎。
真性包茎と勘違いされることも少なくないそうです。
嵌頓包茎とは、幼少期の頃は自覚症状がありませんが思春期に入り勃起をするようになったり、ペニスが大きくなるにつれて症状を自覚することになります。
嵌頓包茎は包皮の先端部分が狭く、勃起時に亀頭を露出する事が不可能です。
無理に剥こうとすると痛みや裂傷が伴い、亀頭下がドーナツ状に腫れ上がり皮が元に戻らなくなることがあります。
亀頭が壊死してしまうリスクもあり、性行為はおろかマスターベーションも不可能となります。嵌頓包茎は他の包茎よりも非常に危険な症状と言えます。
簡単に言うと…。
一般に男性がいう皮(包皮)が、とても狭くて勃起の際亀頭部分の下方の、陰茎亀頭冠(俗に皆さんがカリと称している場所を強く締め付けるのです。
よって、亀頭冠を締め付けたことによりその先の血流が滞ってしまい、とにかく痛くて痛くて勃起状態を保つことができなくなるのです。
そのまま放置しておくと壊死してしまう可能性もあるので過度な場合は早急に締めてしまう狭い部分の切開の手術が必要となる仮性包茎とは異なるものです。
少し余談になりますが…
私の好きな霜降り明星というお笑いのコンビがいます。
彼らがYouTubeで、「しもふりチューブ」というチャンネルがあり登録して観ています。
そこに、なんと!!
粗品さんが「俺は嵌頓包茎だ」といっています。
彼は、赤裸々に自分の性器の嵌頓包茎についてとても詳細にお話ししています。
27歳の現在、嵌頓包茎が原因で童貞とのこと。
もちろん彼女は居て…
SEXはしているけど挿入事態は行っていないので童貞だと…。
やはり前に述べたように勃起した状態で包皮がむけてしまうと…亀頭部を強く締め付けていたいんだそうです。
粗品さんはマスターベーションも普通には出来ないとそこでせいやさんとの男性が一般的に行うマスターベーションとの方法の違いを知ったようでした。
私が勉強したところによると、
ある包茎に詳しいドクターが言っていました。
大抵の方は、最初は痛いけれどムキムキ体操をしていれば治る。と…。
包皮をむく前は亀頭部が見えない包茎で
むこうとすると、亀頭部と包皮内板の間の恥垢がすれて「痛い」と、感じます。
その場でむくと…
むいた後は一度も洗ったことがない不潔な亀頭部が露出 します。そこに恥垢が溜まって不潔になり、亀頭部より感染するリスクも高まります。
亀頭部を触れば当然痛いでしょう。
初めて外気と触れる粘膜ですから。
ですがムキムキ体操をして、平常時密閉されている亀頭部を露出させて清潔に保つことで、一石二鳥です!!!
女性も男性も性器のお悩みは尽きません。
ですが間違った情報を鵜呑みにして…
ネガティブに考えていては…
もちろん性以外でも満たされる心の満足もありますが、
性で満たされる幸せな時間には限りがあります。
どんどん歳をとっていきます。
お悩みは隠して、パートナーを傷つけてしまう結果や、
隠していくことで自分自身も自信を失い、
性に対して2人が見て見ぬふりをしてしまわないように…
パートナーと理解を深めて2人がお互いに優しさや思いやりを持つことができれば…
それが最高の満たされ方だと思うのです。
体の構造には、基本的な解剖がありますが正確にも個々の色があるように…
解剖学的にも個々の色は当然あります。
ですので人との違いを、恐れず…
しっかりと正しい知識を持っておくことが大切です。
今回は医療者の視点からの体の構造についてお話ししました!
男性の皆さんが…
自信を持っていけますように…