れいで憶うこと
ご存知のお客様もいらっしゃるかと思いますが…。
れーが入院するため、約3週間のお休みをいただきました。
その間、スケジュールを変更していただいたり、様々なご迷惑をおかけしたにもかかわらずご協力いただいた皆様には本当に心から感謝いたします。
さて。少し長くなりますが…
今回のれーが不在の間に感じたことがたくさんあった私…。
つくづく、幼い頃からですが彼女の存在にとてもとても助けられているのだな…と強く感じました。
GROOMに沢山のお客様が足を運んでくださること。
本当になにより幸せなことです。
私が、企業を1人で始めた頃。
信念というと大袈裟ですが…。
GROOMを始める上で、自分の心に決めたサロン運営での理念がありました。
それは、他のサロンと同じにならないこと。
男性が仕事のストレスやお疲れから一時心落ち着く、また帰ってきたくなる場所。
そして、普段弱音を吐くことのできない…強がりな男性が、ポロッと弱音を吐くことができる場所。そして、なにより流れ作業にならず、お客様お一人お一人と寄り添い向き合うことのできる。
そんなサロンにしたい。
と強く心に思い始めたのが…4年前…。
その後1年して、れーがGROOMを手伝ってくれることになりました…。
私は、彼女なら私の思いをしっかりと理解して同じマインドでお客様に接してくれる。
方向性が同じサロン内で別々の方向を向かないことを強く感じることが出来て、3年前から切磋琢磨してきました。
私はサロンでれーと仕事について意見が割れたことが一度もありません。
もちろん、違う意見を出し合って、より良いものを見出すこと。
それも大切なことです!!
ただ…
私が感じるに、、、。
憶うこと。感じること。そして、お客様に提供するべきこと。
それらが全く同じなのだと感じています。
それは、20年以上互いに培ってきた、医療の現場でのナースとしての価値観。経験。思いやり。
それもあるかもしれませんし、
そもそも親友として20年以上喧嘩をしながら、向き合って理解し合ってきた間柄だから。というのもあるのかもしれません。
しかし、やはり看護師として患者様の命に向き合い、死に向き合い、
人間の尊厳を目の当たりにして来たこと…。
そんなたくさんの患者様がいたからこそできた経験から、、、。
今、GROOMのお客様一人一人に寄り添って耳を傾けて施術させて戴き、心も体もスッキリしてくださるお客様がいらっしゃるのだと…。
今回、れーの担当させいただいているお客様とお話しさせていただき、改めて痛感しました。
また、彼女が今回の入院で患者という立場になり、患者サイドが医療者に対してどういう存在であって欲しいか…という視点でものを見た時に…。
私たち2人で色んなことを省みる大切な時間になりました。
10日ぐらい前に
「憶うこと」のブログにも記してありましたが、
れーの入院した病院は、医療者の中ではトップクラスのエリートが働く場所。
また、どんな患者様でも一度は聞いたことのある大きな病院。
言葉遣いはとても丁寧でも、心が伴わない流れ作業に…弱っている患者の心に寄り添ってもらえないことで、、、。
「患者が入院すると心が病気になる。」
本当に…これじゃダメなんです。
もちろん、心が病んでいくには、殺伐とした病院の環境にも問題はあると思います。
ただ、看護をしてくれる、人から受ける心で、、、。病人になってしまってはいけません。
でも、れーは今回の入院でそれを強く感じたのでした。
彼女は私に電話をして来て、オペ後最初の言葉がそれでした。
だからこそ、自分たちが忙しさに追われて、とにかく、その日のうちに全てをこなさなければいけない環境で…。
私たち自身も、
患者様に病院にいると病人になると感じさせてしまっていたことがあったかもしれません。
それでは、本当にいけないんだ…。
と…。
41歳の看護師としてもベテランの私たちは…。
2人で強く心に思いあったのでした。
そして、それは今GROOMでは一人一人のお客様にしっかりと向き合うことのできる時間。
ですから、看護師としての思いやりや、寄り添う気持ちをしっかりと持ちながら、今まで以上に、お客様に向き合えるスタッフでありたいと2人で憶うのでした。
わたしは…
いいことも悪いことも…。
恥ずかしがらずにしっかりと自分を捉えて、省みることのできる。
そしてその作業を2人でしっかりと全うできる。
そんな最強のパートナーがいることに感謝します。
兎にも角にも…。
また、元気なれーの笑顔とGROOMのスタッフ一同…。
皆様に心からの感謝と共に皆様のご来店をお待ちしております。
瀧川